お知らせ

新しい年を迎えました!

こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のブログです。

新しい年を迎えました、平成26年です!
家庭によっては祝詞を控えなければいけないこともあるかと思いますので、
この場でも祝詞を述べるのは遠慮しとこうと思います。
厳密には新しい年を迎えたというのも祝詞の一つかもしれませんが、その辺は勘弁してください。

本日は11時より祝祷会という法要を営みました。
新しい年を迎え、今年1年の無事を祈る法要です。
参加者全員で歌(佛の国をたたえる歌)を歌ったり、お経をあげたりしてとても楽しい法要でした。
小さなお子さんを連れた若夫婦が何組もいて、まさしく老若男女が集まった法要でした。

法話もあったのですが、お配りした教箋をここに記載します。

心の財をつませ給ふべし
『崇峻天皇御書』/
建治三年(1277) 日蓮聖人 聖寿 五十六歳
『崇峻天皇御書』
「心の在をつませ給ふべし」このご遺文の言葉は、四条頼基公からの贈り物に対しての礼状中の言葉です。
頼基公は当時、謹慎中でした。やがて主君の誤解が解け、薬事の心得があったため、主君の病気治療を命じられました。許されたうえに、以前より厚遇されることになりましたが、日蓮聖人は、それを自慢したり、油断してはならないことを事細かに教示され、人としての振舞こそが大切であると戒められました。
=真実の財産=
真実の財産は、お金や金銀宝石でもなく、土地や建物でもありません。まして数字で表現できるものではありません。それは、心に蓄積されるものです。この財は生きる力の根源的なものです。
経済優先の現代社会の不安は、本当に大切にしなければならないものを失いつつあることからくるかもしれません。
心に財を積めば、それは内より出て身を飾り、人生をより輝かせ、やがて安穏な社会へと進む力となるのです。
平成二十六年一月一日   本 円 寺 教箋

756c3817be589bee416ae683b1090a67_s

内容
豊かに生きるために必要なのは、ありあまるお金や物ではなく心なのだということです。
心が豊かであれば周りの人の心も豊かになり、そうして社会全体が豊かになっていくものだということですね。
宮沢賢治の言葉が思い出されます。

最後に
今年もいよいよスタートとなりました。
皆様におかれましては健やかに来年を迎えられるようお祈り申し上げます。
合掌

本円寺住職