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24年春彼岸の教箋

こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のブログです。
今日は24年春のお彼岸の教箋を掲載します。

毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは  正岡子規
合掌 水ぬるみ、日毎に空気の和らぎを感じ今年も春のお彼岸を迎えます。
「毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは」
この句は正岡子規の母親がつぶやいた言葉を 子規が俳句にしたものです。
お仏壇の掃除をしながらの言葉でしょうか、それともぼた餅を作りながらの言葉でしょうか。
子規の母は、全てのものが移り変わっていくこの「諸行無常」の世界の中で、今年も子供と一緒にお彼岸を迎えられたという喜びを噛みしめていたのかもしれませんね。
時節柄ご自愛下さいます様お願い申し上げます。

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親子の愛情は素晴らしいものですね。
親の、子に対する無償の愛情。
子の、親に対する心からの信頼。
目に見えないからこそ尊く、そしてはかない。
親にしてみれば、あと何回このお彼岸を迎える事が出来るのかと考えることもあるでしょう。
見えないからこそ見えてくる大切なものがあるのです。