お知らせ

お正月の言葉

お正月の言葉

十字一百まい・かしひとこ給び了んぬ。正月の一日は日のはじめ、月の始め、としのはじめ、春の始め。此をもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく、日の東より西へわたりてあきらかなるがごとく、とくもまさり人にもあいせられ候なり。
重須殿女房御返事

お正月の御本尊様への御供養として、蒸し餅を百枚、干し柿やかちぐりなどの菓子を一籠、確かにお受けし、御宝前にお供えをいたしました。
お正月の一日は日の始めであり、月の始めであり、年の始めであり、春の始めです。つまり、一切のはじめということです。
この正月を大切にする人は、たとえば、月が西の空から東の空に向かってだんだんと満ちてゆくように、太陽が東から西に向かって大地を照らし出して行くように、
徳が増して、まわりの人たちからもさらに大切にされるようになります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
合掌

住職

平成二十七年 正 月 法話

IMG_20150101_130514