お知らせ

秋のお彼岸の教箋

こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のお知らせです

けふからは日本の雁(かり)ぞ楽に寝よ 小林一茶

はるか遠い海の外から長い時間をかけて日本に渡ってきた雁。疲れきり傷ついた名も無い渡り鳥に眼をやり、
ゆっくりと羽を休めるのだよとつぶやく一茶の慈悲深い笑みが思い浮かばれます。
この慈悲深い笑みや眼差しは、父母の眼差しによく似ておりますね。
里帰りした時に見る両親の優しい眼差し。
子や孫たちにむける自分の眼差し。
両方とも同じく慈悲にみちあふれた優しいものでありましょう。
ご先祖や亡きほとけ様も、同じ眼差しでいつも私達を見守っております。
日々の生活に疲れきった時、悲しい気持ちで心が溢れてしまった時、ふと亡きほとけ様のことを思い出すことがあります。
その時ほとけ様は、少し休んでいきなさい、悲しい心を癒してまた飛び立っていくんだよと言っているにちがいありません。
私たちは決して一人ではありません。いつでも優しい眼差しで迎えてくれる方がおりますよ。
時節柄お体ご自愛くださいませ。    
合掌

心が疲れてしまった時、故郷や両親の事を思い出すのもいいかもしれませんね。

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