こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のお知らせです
旅人の 心にも似よ 椎(しい)の花 松尾芭蕉
山の中でひっそりと咲いている椎の花。この侘びた花の姿が道を行く旅人の心をなぐさめてくれたらいいのに。という意味の句です。
きっと芭蕉も椎の花になぐさめられたことがあるのでしょう。そして自分と同じく悲しみを感じている人を癒してあげて欲しいと思ったのだと思います。
咲かせた花ではなくひっそりと咲いている花。
これは直接語りかけてくることの無いご先祖様、ほとけ様のようです。
ふと人生に迷った時、悲しみを感じた時、ご先祖様や亡きほとけ様のことを思ってみてはどうでしょう。きっといつでも優しく見守っていてくれていることを感じられるはずです。
私たちもそういう優しい存在になれることができればご先祖様にとっても、身近な人にとっても、そして自分にとっても幸せなのだと思います。
時節柄お体ご自愛くださいませ。合掌
少し遅くなりましたがお盆でお経廻りの時にお配りしました教箋を載せます。
今年は天候が不順で、体力的にも厳しい夏でしたが、これから疲れが出てくる頃です。
みなさまどうぞ大切にしてくださいね。