お知らせ

お彼岸の教箋

こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のお知らせです

生きかはり 死にかはりして 打つ田かな 村上鬼城

合掌 二月の雪も少し前の記憶となり、日毎に空気の和らぎを感じつつ、
今年も春のお彼岸を迎えます。
この句は田を打つ人の向こう側に、目には見えないご先祖様達の姿を
思い浮かべている情景です。
核家族をとうに通り越し、個族と呼ばれるようになって久しいですが、
自分自身の身の置き所が判らなくなってしまうこともあろうかと思います。
そんな時は思い浮かべてください。
自分は一人ではないのだと。
亡き人も共に今を生きているのだと。
人は決して一人ではありません。見えないところから案じている者もいるのです。
せっかくのお彼岸ですので亡き人と一緒にいる気持ちでこの一週間をお過ごしください。
時節柄ご自愛下さいます様お願い申し上げます。
再拝

お彼岸も終わり、安定して暖かい日が続くと思いきや、大風や雹が降ったりとまだまだ安定した気候にはなりませんね。
少し遅くなりましたが、お彼岸でお経廻りの時に檀家さんに配った教箋を載せます。
何かの役に立てたならと思います。

e870d909e8080ca724477897afe92044_s

人は一人では生きていけません。でもたまに、孤独な人生だなと思うこともあることでしょう。
しかし一人ぼっちだと思っている人も、本当は一人ぼっちではないのです。
安心して顔を前に向けましょうね。