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25年秋彼岸の教箋

こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のブログです。

今日は25年秋彼岸の教箋を掲載します。

どまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな 中村汀女
秋空が広がる穏やかな日、ふと立ち止まると、沢山のとんぼに囲まれていたことに気がついた。
とても涼しげな句ですね。
世の中は常に動いていております。目に見える物も、目に見えないものも。
車に乗っている時、歩いている時、立ち止まっている時、それぞれ見える物がちがいますね。それは人の心においても同じことです。
心が穏やかでない時、忙しさに追われている時は、本来ある正しいものが見えなくなります。
人の優しさや思いやりなどまるで無かったように、見ないで過ごしてしまいがちです。
たまには立ち止って振り返るといいかもしれません。たくさんの愛情に囲まれて来たことに気が付くかもしれませんよ。
時節柄お体ご自愛くださいませ。    合掌

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人間は勝手なもので、その時の気分で同じ言葉でも別な意味に解釈したりします。
「ありがとう」の言葉でも、素直に受け取ることが出来ることもあれば、嫌味を言われたと勘ぐったりしたり・・・。
同じ言葉でも言う人が違えば違う風に受け取ったり、まことに勝手なものです。
人を信じ、自分を信じることが出来れば見方も変わるものです。
少しの時間でも、秋晴れの中にいるような清清しい気持ちでいたいものです。
そうすれば見えてくるものが違ってきますよ。