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25年お盆の教箋

こんにちは、こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺のブログです。
今日は25年お盆の教箋を掲載します。

夕立や 草葉をつかむ むら雀 与謝蕪村
急に降り出した夕立の中、巣にもどり遅れた雀たちが草葉の陰にかくれてちぢこまっている様子を描いた句です。
夕立のすごさ、不安な様子で身近にあった草葉の下にかくれている雀たちの姿が目に見えるようですね。
夕立は一時のものですので、すぐに巣に帰れただろうと、これを読む私たちの安心も得られるとても善い句です。
人生の道は平坦ではありません。まるで夕立の様に雷鳴をともない、大粒の雨が降るような、そんな辛いこともたくさんあります。
そんな時はお仏壇に向かい、心静かに合掌してみてください。草葉のようにいつも見守って下さる仏さま、ご先祖さまの存在に気づくはずです。
「道のりはまだ長いよ、夕立が過ぎ去るまで少し休んでいきなさい」そう語りかけてくださっておりますよ。

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この世はいつ何があるかわからないものです。
人生は平坦ではなく、上り調子の時もあれば、どん底に追いやられることもあります。
そんな時は回りもよく見えません。思い切って立ち止まってみましょう。
そうすれば自分を守ってくれる存在に気付き、そこで自分の進むべき道が再び見えてくるのです。
立ち止まる事は大切ですよ。