2016年7月　お盆の教箋

こんにちは、ここ数日かなり暑い日が続いておりますが、熱中症などにはなっておりませんか？

こちらは慈悲の心と人の縁を、千葉県 千葉市から伝え広めるお寺 日蓮宗 本円寺 住職 草切榮隆のブログです。
今回はお盆でお配りしました教箋を紹介しますね。

—母親に 夏やせかくす 団扇かな　正岡子規—

合掌　今年もご先祖さま達と一緒に過ごす、お盆がやってまいります。
夏になると自然に薄着になりますが、子規は病気で痩せ細った自分の姿で母親を心配させないように、
団扇で身体を隠すようにして過ごしていました。
母親は団扇ごしに、子規の痩せた姿と優しい心の両方を見ていたことでしょう。
そして、見ていないふりをしていたでしょうね。
私達の周りは、優しさが満ちあふれています。優しい心によって知らないふり、見ていないふりをすることも多いものです。
よく目をこらして見てください。
よく耳をすませて聞いてください。
周りの多くの人々や、ご先祖様たちが、あなたを優しく見つめておりますよ。

時節柄ご自愛下さいます様お願い申し上げます。
再拝

優しい眼差しに気がつくことが出来れば、みんな幸せになりますね。